北上地区の復興がさらに進みます!
もうすぐ東日本大震災の発生から8年が経とうとしています。
甚大な被害を受けた北上地区においては、現在も仮設の施設や住宅も多く、地域住民の皆様にとっては復興道半ばといったところではないでしょうか。
もともと北上地区には橋浦小・相川小・吉浜小の3校がありました。
しかし、津波で相川小と吉浜小の2校が被災したため、平成25年4月より3校を統合し、新たに『北上小学校』として橋浦小の校舎を使用して授業が行われています。
以前より北上小学校をにっこりサンパーク多目的グラウンド内に移転新築する計画が石巻市で進んでおり、この度 『石巻市立北上小学校移転新築工事』 を当社が施工させていただくことになりました。
同地には北上地区の拠点となる総合支所をはじめ、こども園や消防署の出張所も整備されます。
工事を始める前に約100名の来賓、発注関係者、施工業者が参列し、合同安全祈願祭を開催しました。
聞きなれない言葉かもしれませんが、『安全祈願祭』とは工事の安全を祈願する儀式です。
ちょっと専門的な話になりますが、式の中盤には『鍬入之儀(くわいれのぎ)』と呼ばれる土を掘り起こす動作を設計者、施主、施工業者が行う場面があります。
これは施主または施工者が初めてその土地に手を付けるという意味と神様の前で鍬を入れることで、この土地の利用の許しを得るという意味もあるそうですよ。
こうして工事の安全を肝に銘じたところでいよいよ工事が始まります。
工事の期間中は近隣の皆様には何かとご不便をおかけすることと思いますが、安全第一に工事を進めていきますので、よろしくお願いいたします。
新しい校舎に子供たちの元気な声が響き、明るい笑顔が溢れる学びの場になりますように・・・